というわけで、数年前、細野晴臣さんのライヴで来て以来の新宿文化センターにやっってきました。
今回は3階の小ホール、初めて来ました。200人ちょっとのキャパで一見普通の会議室みたいな感じなのですが、なかなか落ち着いていていい感じ。
座って待ってられるし、飲食は禁止なので強制ドリンクがないし、コインロッカーは
百円帰りに戻るし、公共の施設は天国です。
本ベルこそなかったものの、6:57ころに1ベルがありました。ホール公演っぽい。
いつものようにおおくぼけいさんのピアノ曲でスタート。舞台下手にグランドピアノ、
上手にプロジェクターで今回発売のCDジャケットの絵が投影されていました。
(ちょっと動く絵)
戸川さん(ワインカラーのロリータファッションっていうの?)登場で、着席後すぐにサングラスを外しいつもより厳かな感じで「蛹化の女」、テンポはゆっくりめ、2番以降いつものテンポになりました。
今日の戸川さんのコンディションはかなりよかったのではないでしょうか?熱唱と言った感じ、ホールのPAもよかったです。
「愛の讃歌」を歌った後にすぐ愛が終わって軽快な感じの「サン・トワ・マミー」になるのはどうかと戸川さん。「サン・トワ・マミー」やる前に戸川さんが「軽快」を連発するものだから、軽快に演奏しなければならないのかと思ったとおおくぼさん。
「サン・トワ・マミー」は歌詞が暗いのに曲が明るいところがいいのだそう。
前半は「サン・トワ・マミー」以外はアルバム収録曲が演奏されました。
「肉屋のように」はピアノの弦が切れるんじゃないかっていうほどの力強いピアノの
演奏でした。やはりおおくぼけいさん鬼才ですね。
戸川さん、開演前に親子連れの方に挨拶されたそうで、今日の演奏曲が教育上、どうかという話題に、「肉屋」とかはいかがなものか・・・とか。「次の曲はある意味教育になるかもしれませんね」とおおくぼさん、「親父がでてきますよ」と戸川さん。
で、「バージンブルース」。
7:50からメンテタイム、2部のスタート前にスピーカーのトラブルがあった模様で、
開始が少し遅れ、8:13くらいから2部がスタートしました。
2部もおおくぼけいさんのピアノ曲でスタート→「クレオパトラの涙」。
この曲はいろいろな方のご厚意があってアルバムに収録できたそうです。
原曲の作詞された方、現在の曲になるよう追加の作詞をされた方、
作曲者である冨田勲さんの御遺族。
「玉姫様」このユニットでは初めてでしょうか?おおくぼけいさんがTwitterでおっしゃっていたのでそうなのだと思います。
告知では来月のサラヴァ東京(もうすぐ閉店してしまう)公演、大阪公演、
3月のバースデーライヴ、本「ピーポー&メー」のことなど、おおくぼけいさんは
アーバンギャルドのツアーのことなど。
おなじみ、「季節の歌」のコーナー、春は「夏は来ぬ」、冬は「降誕節」など
でしたが、今回はお正月なので、「♫もーいくつねーると」にするとまだお正月が
来ていないみたいになっちゃうので、おおくぼさんの提案で唱歌「富士山」を歌う
ことになったということです。「♫ふーじはにーっぽんいちのーやまー」の
「富士山」ですよ。びっくりです。
アンコール前の最後の曲は「プリシラ」。当初は召使いにぎんぎつねのコートを着せていたそうですが、昨今のノー毛皮ブームを鑑みてレコーディングの時に歌詞を変更したそうです。「なーんてね、全部ウソ」のところは当初とても暗い感じの演技だったのを録り直したそう。
アンコールは「さよならを教えて」で9時前には終了。
あと、数曲、やって欲しかったな~
物販で3月のバースデーライヴの良番チケットが販売されていたが、私は行けないので購入できずざんねんでした。
ホール公演はスタッフの方々は大変でしょうがまたぜひやってほしいですね。
いつもの「ライヴ」というより「リサイタル」って感じでよかったです。
新春シャンソンショー。
セットリスト
・蛹化の女
・諦念プシガンガ
・王様の牢屋
・愛の讃歌
・サン・トワ・マミー
・肉屋のように
・バージンブルース
・クレオパトラの涙
・玉姫様
・富士山(唱歌)
・ヒステリヤ
・本能の少女
・プリシラ
(アンコール)
2019年1月12日(土)
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