権藤知彦さん率いるキャロル・ブラス・クインテットが年一回、クリスマスの時期に開催するクリスマス・キャロルの演奏会。
昨年、CD「Gondo's Carol Brass Ensemble」を入手して以来、このライヴに行きたいと思っていてやっと念願かないました。
クリスマス・キャロルって、年末に救世軍が年末に演奏しているようなうら寂しい雰囲気のものという勝手な思い込みがありましたが、このCDで認識が改まりました。
会場のフクモリさんはマーチエキュート神田万世橋という、交通博物館があった場所が再開発されてできたところにあり、交通博物館以前は万世橋という駅があった場所です。さまざまなセレクト雑貨や食品、本、CDなどがあり興味深いです。
お店と会場は高架下でライブ会場はトンネル上にくり抜かれた天井になっていて、
ブラスアンサンブルだとPAがなくとも最適な作りになっています。
ステージの後ろのガラス窓の外は神田川で、対岸のビルのガラスには電車が通る様子が写るのですが、会場の真上に電車が通っているわけではなく、騒音で演奏が妨げられることはありません。
19:40すぎに厳かに演奏スタート、ゲストの歌もの以外は、CDからの選曲だったので、聞き覚えのある曲だったのでよかったです。
6人中、唯一木管楽器の田中邦和さん、サキソフォンでクレジットされていますが、
クラリネット似た楽器を演奏しています。何も言われなければ、そのままクラリネットだと思って疑いもしなかったでしょうが、そうではなくハンガリーのタロガトーという楽器なんだそうです。見た目はクラリネットに似ていますが、クラリネットが円筒形なのに対し、タロガトーは円錐形で下に行くほど広がっていてソプラノサックスの形に近いそう、中東のダブルリードのチャルメラのような楽器が起源でハンガリーに渡りシングルリードの楽器に改良されたそうです。独特なエキゾチックな音色です。
ステキなクリスマスのチョコレートケーキ。300円とは良心的価格設定。
もちろん、おいしいです。チキンのBOXも500円でありました。
休憩をはさんで3曲めからはゲストの斎藤アリーナさん登場。
美しい方。Eテレ「ムジカ・ピッコリーノ」という番組のヒロイン。
「Have yourself A Merry Little Christmas」「Winter Wonderland」「Let it Snow」
クリスマススタンダード曲3曲を唄いました。このような編成での歌ものは
ありそうでなさそうでいいと思いました。できたら降誕節などの賛美歌の類を
やっていただけたらなお・・・・。
「Mueran las penas y Señora santa Ana 」はスペイン由来のクリスマスキャロル、
「Wexford carl」はケルトのクリスマスキャロルだそうです。
アンコールは再び斎藤アリーナさんが登場して、「White Christmas」をやりました。
また来年も来たいですね。