ライヴハウス 高円寺high 10周年 ということで開催された戸川純ワンマンライヴ。
会場は超満員、外国人のお客さんもちらほら。新宿ロフトの時と少し客層が違う感じ。
もちろん、常連さんもいらっしゃいますが。
ほぼ定刻でメンバーよりも先に戸川さん登場。いつものピンク系ではなく、ボルドー系のロリータ。咳がでて喉の調子が悪いとのこと。
前回の大阪の前日にぜんそくのような症状になり咳が止まらななくなったとのこと。
珍しい始まり方をしますということで「君の代」からスタート。
舞台袖のスタッフから咳止めブロン液?を持ってきてもらい一口飲んで「肉屋のように」。依存性のない咳止めとのことです。
3曲めの「リズム運動」、メリィさんの演奏が素晴らしい、音色もテ◯ノデリックのようでとても良い。
戸川さんは咳止め液を飲んだ時に手がわなわなしていたので手についてしまい、ベタベタするのを我慢していたそうで、客席から使い捨ておしぼりが出てきました。
「ラジオのように」メリィさんのアコーディオンがやはり素晴らしく良い。
「諦念プシガンガ」、ロフトの時はメリさん、中原さんのコーラスがほとんど聞こえないのですが、今日はよく聞こえました。この会場は音が良いですね、舞台も見やすい高さだし、ただ、舞台袖からタバコが匂ってくるのがなんともいただけません。
「12階の一番奥」、戸川さん最近ウィスパーボイスで歌うように変更しているそう。
「ヒト科」 ミニアルバム?「CD-Y」から曲、とても複雑そうな曲でどこから歌が入るとか、演奏している人も難しそう。作曲者であるバンマス」中原信雄さんのベースがキレッキレでかっこいい。
1時間ほどで第一部終了、第二部開始まで30分間といつもより長め。この待ちがつらい。
「ヒステリヤ」、戸川さんは喉のコンディションが悪い時は振り付けをいろいろやってくれる。それもまた楽し。
「シアーラバーズ」、これも「CD-Y」からの曲、レア目。当時流行ったドラムン・ベースの曲なのですが、この曲を軽々とマニュアルで叩く矢壁さんはすごい。ベラさんの
ギターソロも独特でなんともかっこいいです。
「ラジャ・マハラジャー」、NHK Eテレのみんなのうたの曲。長らく、歌詞が改変され別の歌手の方のバージョンが流れていたが近年、オリジナルの戸川さんバージョンが
放映されるようになったそうです。
ヴァンピリアの大阪の時に戸川さんが話したとっておきエピソード、夜のヒットスタジオの玉姫様(You Tubeで見られる)のお話、披露されましたが、ここだけの話ということでここでは割愛させていただきます。
「赤い戦車」からは根性コーナーに突入するとのことです。
「母子受精」、頭上での手拍子、客席との一体化を試みましたが、前の方のお客さんや、一部のお客さんしかやらなくて失敗したとのことです。
告知では12月5日に発売される、エッセイ集「ピーポー&メー」について。
現物を見ながらの説明、本に出てくる3人の方が故人になってしまったとのこと。
「電車でGO」、戸川さんの「ここはどこ?」のふりから、「こうえんじ~こうえんじ~」の駅アナウンスで始まりました。
アンコール、いつものように山口さんのコーナーからメンバーのインプロビゼーションになって、「パンク蛹化の女」に突入するのかと思いきや、一度撤去された椅子と譜面台が再度設置され、その後、譜面台がまた撤去されました。最後に出てきた矢壁さんが、メンバー一人一人に耳打ちしていましたが、メリさんはわかっていた様子。
インプロビゼーションがしばらくつづき、戸川さん登場、「レイターマン」、
急遽、やることになったようです。
そして、「パンク蛹化の女」で終了しました。
喉の不調のなかおつかれさまでした。
インターミッション含めて、3時間近くになりました。
「戸川純avecおおくぼけい」のファースト・アルバム、会場の物販で購入しました。
初回特典のCDR,おおくぼけいさんのピアノ曲が入っているのですが、会場とタワレコ、ディスクユニオンで内容が異なるそうです。こういうの困ります。
セットリスト
-第一部-
君の代
肉屋のように
リズム運動
ラジオのように
諦念プシガンガ
金星
12階の一番奥
ヒト科
フリートーキング
ー第二部ー
ヒステリヤ
シアーラバーズ
ラジャ・マハラジャー
大天使のように
蛹化の女
赤い戦車
バージンブルース
母子受精
バーバラ・セクサロイド
好き好き大好き
電車でGO
ーアンコールー
レーダーマン
パンク蛹化の女
戸川純(Vo)
中原信雄 (B)
ライオン・メリィ (Key)
矢壁アツノブ (Dr)
石塚“BERA”伯広 (G)
山口慎一 (Key)
戸川さんはこのバンドのイメージカラーはブルーだと。