戸川純ライヴ Jun Togawa One-man Show @Shinjuku LOFT 2018.7.20(fri)

 5月に横浜のKAATで戸川さんのお芝居劇団サンプル『グッド・デス・バイブレーション考』に行って以来の戸川さんです。中国公演があったり、地方公演があったり、

いろいろあったようですね。

 

 客入れ時や幕間で80年代インディーズっぽいおもしろい曲がながれているなと思って

歌詞を所々メモって後で検索してみようと思ったのですが、戸川さんが説明してくれて、サニー久保田&クリスタル・ヴァカンスだとわかりました。久保田慎吾さんのライヴには戸川さんが時折シークレットゲストとして出ているとのことでした。

 

 開場してからスタートまで、1時間ちょっと、ずっと立ちっぱなしでもうすでに疲労と尿意が、という感じ。

 

 19時ちょいすぎ開演。

 「コレクター」から始まったのですが、戸川さんがうなぎの弁当が入っていたという小さめの手提げ袋(和風の柄)を持って歌っていたのでなんなんだろうとおもっていたのですが、戸川さん、嘔吐感があったようで、緊急用で用意しているとのこと。もし、

戻してしまったとしてもパンクなんでありということでおねがいします。というように

おっしゃられていた。レジ袋にしようとおもったが、カサカサいうのと、手提げ袋のほうがいざというとき、バカっと開いて使えるのでそれにしたとのことでした。

衣装も少し和風っぽいドレスだったのでその柄にも合っているとのことでしたw

 コンディション的にはとても良く見えましたが。

 

 一つ前の京都公演で西日本豪雨の影響で新幹線がストップしてしまいライオン・メリィさんが山口からこられなくなってしまったという話題もでました。メリィさんがいないとできない曲も多く、その中の一つが「君の代」だそう。

 

 「ミステリアス・ガイ」もかなりレア曲の部類かもしれませんね、メリィさんが

コーラスとってらしたのですが、まわりの音にかき消されてしまって良く聞こえません、もう少しフェーダー上げてください。

 

 「グッドデスバイブレーション考」のお話も出ていました。戸川さん、父方、母方ともにおじいさん、おばあさんがはやくになくなったため、老人を演じるにあたって、テレビや街でみかける老人を参考にしたこと、セリフを東北弁にしてもらったこと、セリフ覚えが悪いので

舞台はもうこれで終わりにしようと思っていたがやっているうちにまた欲がでてきたこと。

 中国公演のお話では、2時間で追加も含めて、完売したこと、中国のファンがとてもあたたかく迎えてくれたこと、蛹化の女だったけな?孤独の歌なのに、みんなペンライト持つようなふりで大合唱になったことなど。

 

 「金星」もメリィさんがいないとできない曲、「ヒステリヤ」にいくまえに、

「この紙袋もって歌うのにふさわしい歌がw」と。

 

 レア曲中のレア曲は「ラジャ・マハラジャー」でした。NHKみんなのうたの1985年の曲ですが、他の人のカヴァーが放映されたり、歌詞が差し替えられたりしていたようですが最近になってNHKがオリジナルの戸川バージョンを放映したようです。

歌うのはレコーディング以来初めてだそうです。メリィさんブログでは「金曜は超レアな曲。ふざけた曲」と。歌ったあと「懐かしかった人いますか?あの時の歌のお姉さんですよ〜今は歌のおばさんだけど‥」

 

 このころには戸川さんの嘔吐感は収まっていたようです。

 

 「フリートーキング」は立って歌唱されて第一部終了。20時くらい。メンテタイム。

約18分

 

 

 第二部の冒頭で、ヤプーズが(で?)立ち上がるときはこのメンバーでやるからみんなよろしく、と。そしてヤプーズのテーマ。ヤプーズの新譜、レコーディングしてほしいですね。今のメンバーがいちばんいいとおもいます。それぞれのメンバー作曲したものをきいてみたいです。

 

 みんなそれぞれいろいろテーマソングがあるとおもうのですが、ということで

「赤い戦車」

 

 「12階の一番奥」、メリィさん作曲。メリィさん、アコーディオン抱えつつ前奏では

コルグのX50を弾き、アコーディオンを弾いて、その後、ローランドエレピ、と縦横無尽でした。やはりメリィさん天才。「12階の一番奥」は戸川さんが調子悪いときは喉に負担がかかるということであまりやりたがらないのでやったということは調子がいい証拠なんじゃないですかね。

 

 戸川さんは会場の後方に赤いランプが点いているとしきりに気にされていました、

記録用の収録は入っていたようなのですがそれ以外に撮られることに非常に

ナーバスになられているようでした。ベラさんや舞台袖の石戸さんを呼んで

確認していました。

 

 「蛹化の女」メリィさんの手弾きキーボードと中原さんのベースの二重奏といった感じなのですが、これがとても素晴らしい。京都のメリィさんがこれなかったときは

急遽「カノン」が弾ける人を代打で呼んだそうですが、クラシックよりの方だったそうです。その演奏もきいてみたかった。

 

 「諦念プシガンガ」山口さんもコーラス参加してほしいですね。

 

 「母子受精」では戸川さんの発案で手を上げて叩く振り付けをみんなで。

 

 アンコールではいつものように最初山口さんが登壇して、山口さんのインプロ曲、

次に、ベラさん登壇、矢壁さん、中原さん、メリィさんと登壇してセッション。

最後に戸川さん入場で「パンク蛹化の女」がはじまりいつものとおりモッシュになりました。

 

21時40分くらい終了だったか?

 

ライブ終了後の夜は脳が興奮状態でなかなか寝つけないのでついついツイッターなどをみてしまうと戸川さん。エゴサされているのですね。

 

私も脳は興奮状態で蒸し暑いしなかな寝つけませんでした。

 

セットリスト

 

【第一部】

 

コレクター

君の代

ミステリアス・ガイ

lilac

大天使のように

金星

ヒステリヤ

ラジャ・マハラジャ

フリートーキング

 

【第二部】

 

テーマ

赤い戦車

12階の一番奥

蛹化の女

諦念プシガンガ

肉屋のように

バーバーラ・セクサロイド

母子受精

好き好き大好き

電車でGO

 

【アンコール】

パンク蛹化の女

 

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