Gondo's Carol Brass Night @フクモリ 2018年12月24日

 権藤知彦さん率いるキャロル・ブラス・クインテットが年一回、クリスマスの時期に開催するクリスマス・キャロルの演奏会。

 

 昨年、CD「Gondo's Carol Brass Ensemble」を入手して以来、このライヴに行きたいと思っていてやっと念願かないました。

 

 クリスマス・キャロルって、年末に救世軍が年末に演奏しているようなうら寂しい雰囲気のものという勝手な思い込みがありましたが、このCDで認識が改まりました。

 

 会場のフクモリさんはマーチエキュート神田万世橋という、交通博物館があった場所が再開発されてできたところにあり、交通博物館以前は万世橋という駅があった場所です。さまざまなセレクト雑貨や食品、本、CDなどがあり興味深いです。

 

 お店と会場は高架下でライブ会場はトンネル上にくり抜かれた天井になっていて、

ブラスアンサンブルだとPAがなくとも最適な作りになっています。

 

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 ステージの後ろのガラス窓の外は神田川で、対岸のビルのガラスには電車が通る様子が写るのですが、会場の真上に電車が通っているわけではなく、騒音で演奏が妨げられることはありません。

 

 19:40すぎに厳かに演奏スタート、ゲストの歌もの以外は、CDからの選曲だったので、聞き覚えのある曲だったのでよかったです。

 

 6人中、唯一木管楽器の田中邦和さん、サキソフォンでクレジットされていますが、

クラリネット似た楽器を演奏しています。何も言われなければ、そのままクラリネットだと思って疑いもしなかったでしょうが、そうではなくハンガリーのタロガトーという楽器なんだそうです。見た目はクラリネットに似ていますが、クラリネットが円筒形なのに対し、タロガトーは円錐形で下に行くほど広がっていてソプラノサックスの形に近いそう、中東のダブルリードのチャルメラのような楽器が起源でハンガリーに渡りシングルリードの楽器に改良されたそうです。独特なエキゾチックな音色です。

 

 

ステキなクリスマスのチョコレートケーキ。300円とは良心的価格設定。

もちろん、おいしいです。チキンのBOXも500円でありました。

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 休憩をはさんで3曲めからはゲストの斎藤アリーナさん登場。

美しい方。Eテレ「ムジカ・ピッコリーノ」という番組のヒロイン。

「Have yourself A Merry Little Christmas」「Winter Wonderland」「Let it Snow」

クリスマススタンダード曲3曲を唄いました。このような編成での歌ものは

ありそうでなさそうでいいと思いました。できたら降誕節などの賛美歌の類を

やっていただけたらなお・・・・。

 

 「Mueran las penas y Señora santa Ana 」はスペイン由来のクリスマスキャロル、

「Wexford carl」はケルトのクリスマスキャロルだそうです。

 

 アンコールは再び斎藤アリーナさんが登場して、「White Christmas」をやりました。

 

 また来年も来たいですね。

 

 

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戸川純 with Vampillia オリジナルアルバム制作に向けてライブ活動休止前ラスト東京単独公演 @代官山UNIT 2018年12月13日(木)

 戸川純 with Vampillia のライヴに行くのは、私的には2017年1月のLIQUIDROOM、4月のO-EAST以来3度めです。

 全然関係ないですけど、外の通りで並んでいる時に鈴木慶一氏が通りました。

 

 18時開場しまして、19:09にメンバーのチューニングがありまして、

19:12にミッチーさんが前説?で登場、108つネタがあるそうで、お客さんに何番の

ネタがいいか手をあげてもらって聞いてからネタ披露という流れ、3つほどやったかと、「ミッチーのお正月」「ラルクアンシエルの虹」など、すっかり会場は暖まりました。

 

 19:25からレイさんの美しいバイオリンでVampilliaの演奏が始まりました。

17~8分の演奏でした。

 

 19:42 戸川さん登場、バイオリンのレイさんの片方の肩が開いた衣装に「セクシーだね」と言ったあと、「また余計なこと言っちゃった」。

しっぽをつけ忘れたそう、自分の三半規管なので忘れると心もとないと。

片手にはまた、咳どめ液、キャップについで飲むと服がベタベタに

なってしまうので直接一口飲むのだとか、依存性のない咳どめ液だと強調されて

おりました。昔は依存性ある咳どめ液ってありましたからね。戸川さんお持ちの

咳どめ液は即効性はあるが、持続性はないそうです。

 

 第一部はlilacからスタート、Vampilliaさんのアレンジはワンパターンではなく、

どんどん進化していい演奏になっていってるところが素晴らしいと思います。

「怪獣」遅ればせながら初めて聴きました。新作のオリジナルアルバムに収録

されるのが楽しみですね。

20:25に第一部が終了、戸川さん曰く、すやすや寝ているわけではなくて、

クエン酸を補給し、バナナを半分食べ、うがいをするそうです。

 

 第一部と第二部の間はVampilliaコーナーで、3曲、一曲目はたしか「モンゴ」という

曲で「怪獣」のVampillia版ですという説明だったような。

3曲目の真部さんがヴォーカルを取る場面もある曲、はじけてました。

そういえば、黒スーツに紫タイで決めていた真部さんを戸川さんは「国選弁護人のようだ」と言っていましたがなぜ「国選」なんですかね?

 

 第二部は20:47頃から、「ギルガメッシュ」、ヤプーズの原曲はハウス・ミュージックだと思うのですが、Vampilliaヴァージョンだとレイさんのバイオリンが美しい曲に

なっていて、原曲超えたのではと感じました。

 

 戸川さんは9の付く年が節目の記念の年で、35周年が数年遅かったのでもうという

感じですが、来年2019年が40周年たということです。戸川純 with Vampilliaのオリジナルアルバムは2019年末に発売を目指すそうです。

 最近発売された書籍「ピーポー&メー」について。サイン本が50部、会場で販売されるそうで、ディスクユニオンで早々に購入してしまった私は、

待てばよかったと・・・・。で、この本に登場する故・ロリータ順子さんに捧げると

いうことで「蛹化の女」。

 

 第二部の最後の曲、「諦念プシガンガ」は演奏が進化していて、通常のバンド編成の

ときの「パンク蛹化の女」のような激しいアレンジでお客さんと一体化する扱いの曲になっていました。

 

 アンコール前に真部さんとギターのスラッシュさんがでてきて、トークとネタを

披露しました。(反町隆史?)

 

 アンコール、戸川さん登場し、「虹」?を少し歌いましたが「ラルクの虹」?だったのか私にはよくわかりませんでした。

 

 「怒涛の恋愛」、「好き好き大好き」と続き、演る予定ではなかった、「諦念プシガンガ」をもう一度やることに。戸川さんはこれをやるにはもう半分バナナを食べなければ、と言っていました。

 

 最後にミッチーがでてきて、お正月のネタをもう一度披露、終了したときには

22時になっていました。

 

 戸川純 with Vampillia オリジナルアルバム、楽しみに待っています。

 

ー第一部ー

・lilac

・わたしが鳴こうホトトギス

・バーバラ・セクサロイド

・NOT DEAD LUNA

・肉屋のように

・怪獣

ー第二部

ギルガメッシュ

・蛹化の女

・12階の一番奥

玉姫様

・Men’s Junan

・赤い戦車

・諦念プシガンガ

 

ーアンコールー

・怒涛の恋愛

・好き好き大好き

・諦念プシガンガ

 

 

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戸川純ワンマン at 高円寺high 10周年 Koenji High 10th Anniversary Jun Togawa One-man Show!

ライヴハウス  高円寺high 10周年 ということで開催された戸川純ワンマンライヴ。

 

会場は超満員、外国人のお客さんもちらほら。新宿ロフトの時と少し客層が違う感じ。

もちろん、常連さんもいらっしゃいますが。

 

ほぼ定刻でメンバーよりも先に戸川さん登場。いつものピンク系ではなく、ボルドー系のロリータ。咳がでて喉の調子が悪いとのこと。

前回の大阪の前日にぜんそくのような症状になり咳が止まらななくなったとのこと。

 

珍しい始まり方をしますということで「君の代」からスタート。

 

舞台袖のスタッフから咳止めブロン液?を持ってきてもらい一口飲んで「肉屋のように」。依存性のない咳止めとのことです。

 

3曲めの「リズム運動」、メリィさんの演奏が素晴らしい、音色もテ◯ノデリックのようでとても良い。

 

戸川さんは咳止め液を飲んだ時に手がわなわなしていたので手についてしまい、ベタベタするのを我慢していたそうで、客席から使い捨ておしぼりが出てきました。

 

「ラジオのように」メリィさんのアコーディオンがやはり素晴らしく良い。

 

「諦念プシガンガ」、ロフトの時はメリさん、中原さんのコーラスがほとんど聞こえないのですが、今日はよく聞こえました。この会場は音が良いですね、舞台も見やすい高さだし、ただ、舞台袖からタバコが匂ってくるのがなんともいただけません。

「12階の一番奥」、戸川さん最近ウィスパーボイスで歌うように変更しているそう。

 

「ヒト科」 ミニアルバム?「CD-Y」から曲、とても複雑そうな曲でどこから歌が入るとか、演奏している人も難しそう。作曲者であるバンマス」中原信雄さんのベースがキレッキレでかっこいい。

 

1時間ほどで第一部終了、第二部開始まで30分間といつもより長め。この待ちがつらい。

 

「ヒステリヤ」、戸川さんは喉のコンディションが悪い時は振り付けをいろいろやってくれる。それもまた楽し。

 

「シアーラバーズ」、これも「CD-Y」からの曲、レア目。当時流行ったドラムン・ベースの曲なのですが、この曲を軽々とマニュアルで叩く矢壁さんはすごい。ベラさんの

ギターソロも独特でなんともかっこいいです。

 

「ラジャ・マハラジャー」、NHK Eテレみんなのうたの曲。長らく、歌詞が改変され別の歌手の方のバージョンが流れていたが近年、オリジナルの戸川さんバージョンが

放映されるようになったそうです。

 

ヴァンピリアの大阪の時に戸川さんが話したとっておきエピソード、夜のヒットスタジオ玉姫様You Tubeで見られる)のお話、披露されましたが、ここだけの話ということでここでは割愛させていただきます。

 

「赤い戦車」からは根性コーナーに突入するとのことです。

 

「母子受精」、頭上での手拍子、客席との一体化を試みましたが、前の方のお客さんや、一部のお客さんしかやらなくて失敗したとのことです。

 

告知では12月5日に発売される、エッセイ集「ピーポー&メー」について。

現物を見ながらの説明、本に出てくる3人の方が故人になってしまったとのこと。

 

「電車でGO」、戸川さんの「ここはどこ?」のふりから、「こうえんじ~こうえんじ~」の駅アナウンスで始まりました。

 

アンコール、いつものように山口さんのコーナーからメンバーのインプロビゼーションになって、「パンク蛹化の女」に突入するのかと思いきや、一度撤去された椅子と譜面台が再度設置され、その後、譜面台がまた撤去されました。最後に出てきた矢壁さんが、メンバー一人一人に耳打ちしていましたが、メリさんはわかっていた様子。

インプロビゼーションがしばらくつづき、戸川さん登場、「レイターマン」、

急遽、やることになったようです。

 

そして、「パンク蛹化の女」で終了しました。

 

喉の不調のなかおつかれさまでした。

 

インターミッション含めて、3時間近くになりました。

 

戸川純avecおおくぼけい」のファースト・アルバム、会場の物販で購入しました。

初回特典のCDR,おおくぼけいさんのピアノ曲が入っているのですが、会場とタワレコディスクユニオンで内容が異なるそうです。こういうの困ります。

 

 

 

セットリスト

-第一部-

 

君の代

肉屋のように

リズム運動

ラジオのように

諦念プシガンガ

金星

12階の一番奥

ヒト科

フリートーキング

 

ー第二部ー

 

ヒステリヤ

シアーラバーズ

ラジャ・マハラジャ

大天使のように

蛹化の女

赤い戦車

バージンブルース

母子受精

バーバラ・セクサロイド

好き好き大好き

電車でGO

 

ーアンコールー

 

レーダーマン

パンク蛹化の女

 

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戸川純(Vo)
中原信雄 (B)
ライオン・メリィ (Key)
矢壁アツノブ (Dr)
石塚“BERA”伯広 (G)
山口慎一 (Key)

 

 

 

 

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 戸川さんはこのバンドのイメージカラーはブルーだと。

 

 

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戸川純 avec おおくぼけい   LOFT HEAVEN GRAND OPENING KNOKIN' ON HEAVEN'S DOOR 2018年9月20日(木)

 雨が降っていてとっても寒かったのですが、行ってきました、LOFT HEAVEN。

 

今回の戸川純 avec おおくぼけい は、ロフトヘブンのこけら落としの催しの一つとのことです。店内は改装したててピカピカ。

 

このライブハウスはもともとは戸川昌子さんのシャンソンライブハウス兼サロンの「青い部屋」があったところでそこからLAST WALTZというお店になり、今回LOFT HEAVENとして新装開店したそうです。

 

ステージ上手袖に扉があり、楽屋になっているおもしろい作りになっていました。

扉が開くと楽屋が見えてしまうので、ステージのビロードのカーテンが閉められました。

 

19:30スタート予定ですが、15分押しではじまりました。

戸川さん、スマホでタクシーを呼んでいたのですが、なかなかつかまらず、山口さんや中原さんに連絡して連れてきてもらったらしい。まるでヤプーズの移動のようだと

戸川さん。タクシーがつかまらず、一度マンションに戻ってお弁当食べていますとか

の情報が24時間テレビのマラソンのように逐一おおくぼけいさんにメールが入ってきていたとか。今日の最後の曲はサライかな、と戸川さん。

 

今回の告知では、11月21日に戸川純 avec おおくぼけい のフルアルバムがでるとのこと。このブログでも何度となくこのユニットでCDを出してほしいと書きましたが、

念願かなってとても嬉しいです。前回のライブでしばらくライブの間が空きますと

言っておられましたが、レコーディングをされていたのですね。戸川さんは、このユニットはカヴァーが多いのでCD出せるとは思っていなかったそうです。許諾を取るのが

大変だったそうです。レコ発を2019年の1月12日に新宿文化センター中ホールで

行うとのこと、大阪でもライブをやるとのことでした。

 

戸川さんの座るハイチェアーが回るタイプのもので腰掛けるのに苦労されていました。

回転したので後ろ姿のしっぽを見せていただきました。

戸川「万博に回る椅子ってなかったっけ?あ、それは動く歩道か」

おおくぼ「だいぶ違いますね」

 

愛の讃歌」は今までで一番完成度が高かったのではないでしょうか?

「大天使のように」はLOFT HEAVENなので天国に関係した曲をやろうということで。

「また恋しちゃったのよ」はオリジナルはマレーネ・ディートリッヒだそうです。

 

20:30頃 第一部終了。

 

この会場はトイレが少ないようで行列していたので行けませんでした。

 

20:53 第二部スタート

 

クレオパトラの涙」、冨田勲さんの曲、名曲です。アルバムにも集録されるらしい、楽しみです。

戸川さんは人には勧められないが、スマホ等みるとき、片目づつコンタクトをして疲れるともう一方の目に付け替えてスマホをみるらしい。右目の方が左目よりも若干大きい

らしい。鏡で見てみたら左目が充血していたので、その充血した目で「ヒステリヤ」を

やります、と。

「本能の少女」はけいさまの爆発したピアノがすばらしかったです。「ジョン・ケージのようなピアノ」と戸川さん。

「肉屋のように」も右足で鍵盤を弾いたりして、煙でてましたw

 

プリシラ」もCDに入るのでしょうか?楽しみです。

 

22時前には終演しました。もう少しやってほしかった。

 

セットリスト

【第一部】

(ピアノインプロビゼーション

ラジオのように

フリートーキング

諦念プシガンガ

愛の讃歌

サン・トワ・マミー

大天使のように

また恋しちゃったのよ

 

【第二部】

蛹化の女

クレオパトラの涙

ヒステリヤ

本能の少女

肉屋のように

プリシラ

 

【アンコール】

さよならをおしえて

 

 

 

 

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戸川純 avec おおくぼけい vol.7 @南青山マンダラ 2018年8月4日(土)

 酷暑が続く2018年の夏ですが、戸川純 avec おおくぼけい vol.7 にやってまいりました。南青山マンダラに到着する前に246沿いにある天馬のカレーパンを食べました。

おいしゅうございました。

 

 土曜日の開催ということもあって、いつもよりもお客さん多めです。

 

 19時36分スタート。おおくぼけいさんの力強い前奏から、ほどなく戸川純さん登場、

今日は早めにいつものサングラス外していました。

 

 一曲目は「吹けば飛ぶよな男だが」、いつも冒頭のすごく緊張されている感じが

いいですね。

 

 リハで音のバランスのみ調整するはずだったのですが、時間に余裕があったので

歌の練習をしたので今は2ステージ目みたいだと、戸川さん。

 

 最近は好きな仕事ばかりやっているそうで、よく昔、お母様から「順子(戸川さん本名)好きなことで食べていくには人の3倍努力しなきゃならないんだよ」と言われていたそう。

 

 季節の曲、けいさまのアイデアで始まったシリーズとのことですが、冬は「降誕節」、前回は「夏は来ぬ」でしたが、今回は「夏の思い出」でした。

♪はるかなおぜ~ です。現実の酷暑のパラレルワールドでみなさんをいい感じの夏に

誘導できればとのことでの選曲だそうです。

 

 「さよならをおしえて」でのけいさまの演奏は戸川さんにとってはとてもスリリング

でセリフがちゃんと伝わるかいつもヒヤヒヤしているそう。

 

 「Yesterday,Yes A Day」はジェーン・バーキンのカバーですが、この曲を知ったときに妹の京子さんに教えたところ、京子さんのアルバムに日本語版で収録されたとのこと。今回は英語版に一部、京子さん版の日本語をいれて歌うとのことです。

 

20:12 第一部終了。

 

20:32 第二部は「クレオパトラの涙」でスタート。間奏が長い曲なのですが、

演奏がすばらしい。

 

 「愛の讃歌」、戸川さんがいつも納得いかないとおっしゃっている曲、今回は

その壁を乗り越えるつもりで、と。酷暑なのに、♪あなたーの燃える手でー と

暑苦しいのですが、私自身が暑苦しい女なので、と自虐MC。

 

 「サン・トワ・マミー」、いままでやるやるとおっしゃっていて、今日とうとう初出でした。「愛の讃歌」の次にやるには歌詞的に真逆の曲ですが、やってしまおうとのことです。この曲の聞き所は、明るいメロディーなのに、「悲しくて目の前が暗くなる」

のところと戸川さん。

 

 戸川純 avec おおくぼけい の第1回目は「サラヴァ東京」で2016年。戸川さんは

「サラヴァ東京」はもう閉店してしまったと勘違いされていたのですが、来年2月まではやっていますとけいさま。

 

 「肉屋のように」、詩の朗読入り、けいさまの演奏炸裂、特に後奏は過激、この方にしかできない演奏。

 

 「プリシラ」全曲で喉を荒らしたと戸川さん。この曲の日本語歌詞はホントグッときますね。スタジオレコーディング希望。

 この曲終わりで、いつになくわけのわからないMCをしてすみませんでした、そういうときはとても上がっているのです、と戸川さん。

 

 アンコールで、けいさまが、戸川さんが「けいさま」と呼んでくれて嬉しかったと、

戸川さんは、「いつでもけいさまといいますよ、次の曲はあばずれっぽいから、けいちゃん?」

 「バージンブルース」はとてもブルージーなアレンジ、「バージンブルース」史上もっともかっこいいアレンジじゃないでしょうか?けいさまのアレンジ能力に脱帽です。

 

 次の9月のロフトヘブンでのライブで戸川純 avec おおくぼけいのユニットではしばらく事情により間があくらしい。いい事情らしいです。

 

 今日感じたことは戸川さんの笑顔がなによりすばらしいということですね。

なにより尊いです。

 

21:29 終演

 

 

 

セットリスト

<第一部>

吹けば飛ぶよな男だが

本能の少女

ヒステリヤ

王様の牢屋

夏の思い出

さよならをおしえて

Yesterday,Yes A Day

 

<第二部>

クレオパトラの涙

諦念プシガンガ

愛の讃歌

サン・トワ・マミー

蛹化の女

肉屋のように

プリシラ I've Never Been to Me)

 

<アンコール>

 

バージン・ブルース

 

 

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戸川純ライヴ Jun Togawa One-man Show @Shinjuku LOFT 2018.7.20(fri)

 5月に横浜のKAATで戸川さんのお芝居劇団サンプル『グッド・デス・バイブレーション考』に行って以来の戸川さんです。中国公演があったり、地方公演があったり、

いろいろあったようですね。

 

 客入れ時や幕間で80年代インディーズっぽいおもしろい曲がながれているなと思って

歌詞を所々メモって後で検索してみようと思ったのですが、戸川さんが説明してくれて、サニー久保田&クリスタル・ヴァカンスだとわかりました。久保田慎吾さんのライヴには戸川さんが時折シークレットゲストとして出ているとのことでした。

 

 開場してからスタートまで、1時間ちょっと、ずっと立ちっぱなしでもうすでに疲労と尿意が、という感じ。

 

 19時ちょいすぎ開演。

 「コレクター」から始まったのですが、戸川さんがうなぎの弁当が入っていたという小さめの手提げ袋(和風の柄)を持って歌っていたのでなんなんだろうとおもっていたのですが、戸川さん、嘔吐感があったようで、緊急用で用意しているとのこと。もし、

戻してしまったとしてもパンクなんでありということでおねがいします。というように

おっしゃられていた。レジ袋にしようとおもったが、カサカサいうのと、手提げ袋のほうがいざというとき、バカっと開いて使えるのでそれにしたとのことでした。

衣装も少し和風っぽいドレスだったのでその柄にも合っているとのことでしたw

 コンディション的にはとても良く見えましたが。

 

 一つ前の京都公演で西日本豪雨の影響で新幹線がストップしてしまいライオン・メリィさんが山口からこられなくなってしまったという話題もでました。メリィさんがいないとできない曲も多く、その中の一つが「君の代」だそう。

 

 「ミステリアス・ガイ」もかなりレア曲の部類かもしれませんね、メリィさんが

コーラスとってらしたのですが、まわりの音にかき消されてしまって良く聞こえません、もう少しフェーダー上げてください。

 

 「グッドデスバイブレーション考」のお話も出ていました。戸川さん、父方、母方ともにおじいさん、おばあさんがはやくになくなったため、老人を演じるにあたって、テレビや街でみかける老人を参考にしたこと、セリフを東北弁にしてもらったこと、セリフ覚えが悪いので

舞台はもうこれで終わりにしようと思っていたがやっているうちにまた欲がでてきたこと。

 中国公演のお話では、2時間で追加も含めて、完売したこと、中国のファンがとてもあたたかく迎えてくれたこと、蛹化の女だったけな?孤独の歌なのに、みんなペンライト持つようなふりで大合唱になったことなど。

 

 「金星」もメリィさんがいないとできない曲、「ヒステリヤ」にいくまえに、

「この紙袋もって歌うのにふさわしい歌がw」と。

 

 レア曲中のレア曲は「ラジャ・マハラジャー」でした。NHKみんなのうたの1985年の曲ですが、他の人のカヴァーが放映されたり、歌詞が差し替えられたりしていたようですが最近になってNHKがオリジナルの戸川バージョンを放映したようです。

歌うのはレコーディング以来初めてだそうです。メリィさんブログでは「金曜は超レアな曲。ふざけた曲」と。歌ったあと「懐かしかった人いますか?あの時の歌のお姉さんですよ〜今は歌のおばさんだけど‥」

 

 このころには戸川さんの嘔吐感は収まっていたようです。

 

 「フリートーキング」は立って歌唱されて第一部終了。20時くらい。メンテタイム。

約18分

 

 

 第二部の冒頭で、ヤプーズが(で?)立ち上がるときはこのメンバーでやるからみんなよろしく、と。そしてヤプーズのテーマ。ヤプーズの新譜、レコーディングしてほしいですね。今のメンバーがいちばんいいとおもいます。それぞれのメンバー作曲したものをきいてみたいです。

 

 みんなそれぞれいろいろテーマソングがあるとおもうのですが、ということで

「赤い戦車」

 

 「12階の一番奥」、メリィさん作曲。メリィさん、アコーディオン抱えつつ前奏では

コルグのX50を弾き、アコーディオンを弾いて、その後、ローランドエレピ、と縦横無尽でした。やはりメリィさん天才。「12階の一番奥」は戸川さんが調子悪いときは喉に負担がかかるということであまりやりたがらないのでやったということは調子がいい証拠なんじゃないですかね。

 

 戸川さんは会場の後方に赤いランプが点いているとしきりに気にされていました、

記録用の収録は入っていたようなのですがそれ以外に撮られることに非常に

ナーバスになられているようでした。ベラさんや舞台袖の石戸さんを呼んで

確認していました。

 

 「蛹化の女」メリィさんの手弾きキーボードと中原さんのベースの二重奏といった感じなのですが、これがとても素晴らしい。京都のメリィさんがこれなかったときは

急遽「カノン」が弾ける人を代打で呼んだそうですが、クラシックよりの方だったそうです。その演奏もきいてみたかった。

 

 「諦念プシガンガ」山口さんもコーラス参加してほしいですね。

 

 「母子受精」では戸川さんの発案で手を上げて叩く振り付けをみんなで。

 

 アンコールではいつものように最初山口さんが登壇して、山口さんのインプロ曲、

次に、ベラさん登壇、矢壁さん、中原さん、メリィさんと登壇してセッション。

最後に戸川さん入場で「パンク蛹化の女」がはじまりいつものとおりモッシュになりました。

 

21時40分くらい終了だったか?

 

ライブ終了後の夜は脳が興奮状態でなかなか寝つけないのでついついツイッターなどをみてしまうと戸川さん。エゴサされているのですね。

 

私も脳は興奮状態で蒸し暑いしなかな寝つけませんでした。

 

セットリスト

 

【第一部】

 

コレクター

君の代

ミステリアス・ガイ

lilac

大天使のように

金星

ヒステリヤ

ラジャ・マハラジャ

フリートーキング

 

【第二部】

 

テーマ

赤い戦車

12階の一番奥

蛹化の女

諦念プシガンガ

肉屋のように

バーバーラ・セクサロイド

母子受精

好き好き大好き

電車でGO

 

【アンコール】

パンク蛹化の女

 

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戸川純 avec おおくぼけい vol.6 @南青山マンダラ 2018年4月15日(日)

戸川純 avec おおくぼけい もう6回目なんですね。

 

いつもより空席目立っていてお客さん少ないのかと思いきや、スタート時には

しっかり満員になっていました。

 

おおくぼけいさんのピアノのインプロヴィゼーションで始まって、

しばらくしてサングラスの戸川さん登場、「蛹化の女」、いつもより

厳かな感じ、ライヴ百戦錬磨の戸川さんも1曲目は緊張している?

おおくぼけいさんの演奏もいつもより、より力強く気合が入っている様子。

 

戸川さんのコンディション、近年で一番よかったのではないでしょうか?

MCでは5月からはじまる戸川さん12年ぶりの役者復帰に関することが

多かったです。お芝居の稽古が戸川さんのコンディションに良い影響を与えて

いるのでしょうね。いきいきとした声とパフォーマンスでした。

 

今回は季節の歌ということで唱歌「夏は来ぬ」をやってくれました。

沁みました。

 

前も書いたかもしれないけれど、このユニットで是非録音物を残してほしいですね。

というか出すべきですね。

プリシラ、王様の牢屋、サンバ・サラヴァ、愛の讃歌、肉屋のように(朗読バージョン)にオリジナル曲を追加してアルバム出してほしいです。

カバーものは許可とか大変かもしれないけれど。

盤が売れない時代で大変かとは思いますが、是非お願いします。

 

サンバ・サラヴァはピエール・バルーの奥様が、部分的に日本語訳したところのみ

ショートバージョンになっていますが、日本語完訳版でやったらとても素晴らしいんじゃないでしょうか?

 

愛の讃歌はいつもご自身が納得いかないとおっしゃっていましたが、今回は

完成度高かったです。vol.7ではサン・トワ・マミーが演奏されるかな。

 

おおくぼけいさんの演奏も戸川さんのパフォーマンスも完成度がとても高く、

もうしぶんありませんでした。欲を言うともう後何曲か・・・なんていうのは

贅沢ですね。

 

今回気づいたことは戸川さんのいきいきとした白目が戻ってきたことです。

戸川さんの魅力の一つはなんといっても白目なんだということがわかった

私ですw

 

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《第1部》
蛹化の女
恋のコリーダ
ラジオのように
諦念プシガンガ
ヒステリヤ
夏は来ぬ
王様の牢屋
また恋しちゃったのよ

《第2部》
クレオパトラの涙
プリシラ愛はかげろうのように)
サンバ・サラヴァ
愛の讃歌
肉屋のように
本能の少女

《アンコール》
さよならを教えて