昨日は戸川純 avec おおくぼけい vol.4 でした。私が行くのはvol.3以来2回目です。
日曜日なのでいつもより早めの16時開場、外で並んで待っていると、最初におおくぼけいちゃんさまが到着。小脇に譜面をかかえ、さわやかBOY?しばらくすると、いぬん堂さんとともに戸川純さん到着 「どおーもー」と言っていた。
南青山マンダラは座ってみれるのでいい。途中インターミッションがあるのでトイレにも行ける。ロフトの時はずっと立ちっぱなしなのでとても過酷。
入り状況は前回よりも多少、多い感じ。定刻より10分遅れで暗転、おおくぼけいちゃんさま、入場し、ピアノソロ、戸川さんが現れ、「ラジオのように」でスタート。
白地に赤っぽいロリータ服。
「フリートーキング」おおくぼけいちゃんさまの激しいピアノ、純ちゃんさまも「リハのときよりもピアノの演奏に圧を感じるので自分も歌で返している」と。
「ヒステリヤ」「ハスラーズタンゴ」と続き、この前のピエールバルー追悼公演で歌った、「サンバサラヴァ」の日本語版をやった。ピエールは生前、奥様(日本人)にこの曲を日本語に訳せ訳せと言っていたとのこと。実際ピエールが日本語で歌った部分は短いので2回ししますと純ちゃん。とても感動的な歌詞。すばらしい。
「プリシラ」と戸川さんが呼んでいるこの曲はシャリーンの「愛はかげろうのように」の日本語カヴァー。この曲の日本語詞は戸川さん独自の歌詞なんだろうか?それとも誰かが以前カヴァーしたものなのだろうか?私、わかっていません。原曲の歌詞よりもいいと思います。
昔、この曲がヒットしたころ、歌詞を理解せず、曲がいいので、結婚式でこの曲を使う人が続出したそうですが、この曲は結婚式で使ってはいけない曲ですね。
第一部はシャンソンの「王様の牢屋」で終わるつもりだったらしいのですが、それだと第二部が盛りだくさんすぎになってしまうということで急遽第二部の一曲目にやるはずだった、「蛹化の女 ムシノオンナ」をやることに。実験的にやってみますとのことでしたが、「蛹化の女」を声が荒れた状態でやりたくなかったということらしい。声は荒れていなかったですよ。
「蛹化の女」はフルバージョンでやりますとのことでした。いつもロフトの時は短縮版とのことです。わからなかった・・・・
休憩をはさんで、第二部はこの前のロフトでも久しぶりにやったという「勅使河原美香の半生」、アルファレコードの広報部におられた方の名前を借りた曲。
「クレオパトラの涙」この曲もピアノデュオの時しかやらない曲だと思いますがとても好きな曲です。ジョイサウンドのカラオケに入っている由紀さおりのバージョンよりも歌詞が多い。いろいろバージョンがあるのですかね?知ってる方教えてください。
「最後に愛した男は黄泉の国へ」みたいな歌詞が泣かせる。
お約束の「諦念プシガンガ」の次は、「肉屋のように」、ピアノデュオのライブの時だけ、語りが入るのですがライブだと全容が聞き取れません。語りの部分の詞は昔の戸川本に出てたりするのでしょうか?誰か詳しい方おせーて。
「本能の少女」、戸川さんの歌詞解説本にも書かれている通り一部の歌詞がポジティブに改変されています。この曲もとても好き。
シャンソンの名曲「愛の讃歌」、戸川さんは何回歌っても満足いかないと言っていたがとても迫力あって感動的でした。戸川さんはこのユニットを完成してそうで完成しないサクラダファミリアみたいなユニットを目指したいとおっしゃっていらした。
アンコールはこれもシャンソンの戸川版「さよならをおしえて」で終了。
戸川さんは地道にリハビリをしているが、なかなか運動ができないと言っていたが、ここ数か月、声のコンディションがどんどん良くなっている感じ。ミスもほとんどない。
私がこのユニットに望むことは是非スタジオレコーディングでの盤を残すべきですね。おおくぼさんのピアノもすばらしい。盤が売れない時代だということはわかってますが・・・ ハスラーズタンゴ、サンバサラヴァ、プリシラ、王様の牢屋、クレオパトラの涙、愛の讃歌はぜひ吹き込んでほしいですね。
おおくぼけいさんのソロアルバムが10月に発売予定なのですが、戸川さんが歌で1曲、語りで1曲参加されているそうです。ご興味のある方予約を。
次回の戸川純 avec おおくぼけい vol.5 @南青山マンダラは12月て5日、その時におおくぼさんのソロ曲も是非やってほしいですね。
第1部
ラジオのように
フリートーキング
ヒステリヤ
Hustler's Tango
Samba Saravah
王様の牢屋
蛹化の女
第2部
勅使河原美香の半生
クレオパトラの涙
諦念プシガンガ
肉屋のように
本能の少女
愛の讃歌
・アンコール
さよならをおしえて